×
あなたは過去24時間に
回アクセスしました。
たくさんご利用していただき、大変ありがとうございます! 地方議会議事録検索システム chiholog, yonalog, ... は、無料で提供され、その運営費は広告収入によって賄われています。 このシステムを継続するためには、たくさんの人にアクセスしてもらい、広告収入を維持しなければなりません。 そこでなのですが、もしよろしければ、SNSでシェア・拡散していただき、このサービスの知名度を上げるのに協力していただけませんでしょうか。 何卒、よろしくお願いいたします。 (この画面は、ウインドウの外をクリックするか、右上のxボタンをクリックすることで消えます。)
使い方
FAQ
このサイトについて
|
login
serelog - 政令指定都市議会議事録検索
chiholog - 地方議会議事録横断検索
kumamotolog - 熊本県市区町村議会議事録検索
熊本市議会
>
1992-10-26
>
平成 4年第 1回臨時会−10月26日-01号
平成 4年第 1回臨時会−10月26日-目次
平成 4年第 1回臨時会−10月26日-目次
平成 4年第 1回臨時会−10月26日-01号
←
令和 4年 5月 9日議会広報委員会−05月09日-01号
平成 4年第 3回定例会-09月09日-04号
→
前
"金丸信"(
/
)
次
ツイート
シェア
熊本市議会 1992-10-26
平成 4年第 1回臨時会−10月26日-01号
取得元:
熊本市議会公式サイト
最終取得日: 2022-11-22
平成
4年第 1回
臨時会
−10月26日-01
号平成
4年第 1回
臨時会
平成
四年十月二十六日(月曜) 議 事 日 程 第一号
平成
四年十月二十六日(月曜)午前十時開議 第 一 会期の件 第 二
発議
第三五号
佐川急便事件
の
徹底解明
と
政治倫理
の
確立
並びに抜本的な
政治改革
を求める
意見書
について 午前十時四分 開会 ○
議長
(
嶋田幾雄
君)
平成
四年第一回
臨時会
は本日をもって招集されました。 これより会議を開きます。 ────────────────── ○
議長
(
嶋田幾雄
君)
会議規則
第八十六条の規定により
会議録署名議員
を指名いたします。
鍬農健蔵
君及び
田尻将博
君にお願いいたします。 ────────────────── ○
議長
(
嶋田幾雄
君) 日程第一 「会期の件」についてお諮りいたします。 今回の
臨時会
の会期は本日一日とすることに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○
議長
(
嶋田幾雄
君) 御異議なしと認めます。 よって、会期は本日一日とすることに決定いたしました。
────────────────── ○
議長
(
嶋田幾雄
君) 日程第二
発議
第三五号「
佐川急便事件
の
徹底解明
と
政治倫理
の
確立
並びに抜本的な
政治改革
を求める
意見書
について」を議題といたします。
事務局長
をして議案を朗読いたさせます。 〔
事務局長朗読
〕 ────────────────────────────
発議
第三五号
佐川急便事件
の
徹底解明
と
政治倫理
の
確立
並びに抜本的な
政治改革
を求める
意見書
について
地方自治法
第九十九条第二項及び第百十二条の規定により
意見書
を左記の通り提出する。
平成
四年十月二十六日提出
熊本市議会議員
主 海 偉
佐雄
同 宮 原 正 一 同 大 石 文 夫 同 中 村 徳 生 同 荒 木 あきひろ 同 諸 熊 文 雄 同 岡 田 健 士 同 亀 井 省 治 同 中 沢 誠 同 中 山 弘 規 同 家 入 安 弘 同 田 尻 清 輝 同 鈴 木 昌 彦 同 北 口 和 皇
熊本市議会議長
嶋 田 幾 雄 殿 意 見 書 (案)
佐川急便事件
の
真相
を解明し、これにかかわる
政治家
の
責任
を明らかにすると共に、
政治倫理
の真摯な
確立
と抜本的な
政治改革
を即時断行されるよう強く要望いたします。 (理由)
リクルート
、
共和事件
と相次いだ
政界汚職事件
は、今回の
佐川急便事件
へと
金権政治
の体質を一層露呈し、
国民
の
政治不信
は究極に達し誠に憂慮すべき事態であります。 このような中、
熊本市議会
も過去再三にわたり、かかる
金権腐敗政治
に対し疑惑の
全容解明
と
政治改革
の
実現
や
政治
に対する
国民
の
信頼回復
のための施策の
実現
を強く要望してきたところであります。 しかるに、この
事件
は関係する
政治家
と
組織暴力団
との馴れ合い
政治
まで表面化し
国民
の
政治
に対する失望と憤りを一段と増幅させました。 しかも、
国民的最大関心事
であった
事件
にもかかわらず、
検察当局
が
事情聴取
することもなく
略式起訴
により処理したことは
国民
が強い
真相解明
を求めている折、到底納得のし難いところであります。 したがって、
国会
は一連の
事件
の
徹底究明
を行い、
真相
を明らかにし、
国民
に対し
責任
の所在を明確にして
政治
の
信頼回復
を図るべきであります。 よって、政府におかれては、
政治資金規正法
の
見直し
や
公職選挙法
の改正、さらには
政党助成法
の新設など
国民
が納得できる
政治腐敗防止
に向け抜本的な
政治改革法案
を早急に策定されるよう強く要望いたします。 右、
地方自治法
第九十九条第二項の規定により
意見書
を提出いたします。
平成
年 月 日 議 長 名
内閣総理大臣
法務大臣 宛(各通)
自治大臣
──────────────────────────── ○
議長
(
嶋田幾雄
君) それでは、
提案者
の
説明
を求めます。主海偉
佐雄
君。 〔三十三番 主海偉
佐雄
君 登壇〕 ◆三十三番(主海偉
佐雄
君) ただいま本
議会
に上程されました
発議
三五号「
佐川急便事件
の
徹底解明
と
政治倫理
の
確立
並びに抜本的な
政治改革
を求める
意見書
について」、
提案者
を代表し
提案理由
の
説明
を行います。
リクルート事件
、
共和事件
など、
政界汚職事件
が後を断たない今日ほど、
我が国
において
政治倫理
の
確立
並びに抜本的な
政治改革
の
早期実現
が厳しく求められているときはありません。特に今回の
佐川急便事件
は
国民
の
政治
に対する失望、
不信感
を招き、まことに憂慮すべき事態であります。 このような中、
熊本市議会
は、
平成元年
三月に
リクルート疑惑
の
全容解明
を求める
意見書
を、また
平成
四年三月には
政治腐敗
の追放を求める
意見書
を
全会一致
で可決し、その都度疑惑の
全容解明
と、
政治改革
の
実現
や
政治
に対する
国民
の
信頼回復
のための施策の
実現
を強く要望してきたところであります。 したがって
国会
は、
佐川急便事件
についての
徹底究明
を行い、
真相
を
国民
の前に明らかにするとともに、
責任
の所在を明確にして、
政治
の
信頼回復
に全力を傾注すべき責務があります。さらに政府は、
国民
の負託にこたえる真の
政治
を
確立
するため、
政治資金規正法
の
見直し
、
公職選挙法
の改正、さらには
政党助成法
の新設など、
国民
が納得できる
政治腐敗防止
に向け、抜本的な
政治改革法案
を早急に策定されるよう強く求めるものであります。
議員各位
におかれましては、提案の意を了とされ、
全会一致
をもって可決されるよう要望し、
提案理由
の
説明
を終わります。 ○
議長
(
嶋田幾雄
君)
提案者
の
説明
は終わりました。 本案に対し質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○
議長
(
嶋田幾雄
君) 質疑なしと認めます。 これより
討論
を行います。
西泰史
君外一人より
討論
の通告が提出されておりますので、順次発言を許します。 〔三十二番 西 泰史君 登壇〕 ◆三十二番(
西泰史
君) 私は公明党を代表し、
発議
第三五号「
佐川急便事件
の
徹底解明
と
政治倫理
の
確立
並びに抜本的な
政治改革
を求める
意見書
について」の
賛成討論
を行います。 この数年間、
我が国政治
の最大の課題と言われ続けてきたのが
政治倫理
の
確立
を含む抜本的な
政治改革
の問題であります。
日本
の
政界
を揺るがした
ロッキード事件
や
リクルート事件等
の大
疑獄事件
の
再発防止
を求める
国民世論
が高まっている中、
共和汚職事件
が惹起され、
政治改革
が待ったなしの
政治課題
として大きくクローズアップされました。
国会
に
与野党
の
政治改革協議会
が設置され、十八項目の合意が成立し、ささやかながら
政治改革
が一歩でも前進するかとの期待を
国民
に抱かせました。ところがそれもつかの間、以前からささやかれていた
佐川急便事件
が一気に
刑事事件
として表面化し、この相次ぐ
疑獄事件
に
国民
の
政治不信
は大変な憤りとなって爆発したのであります。
金子清
前
新潟県知事
は正式に起訴されたものの、
金丸
前副
総裁
に関しては、本人の
事情聴取
も行わず
上申書
で済ませ、五億円の違法な
政治資金
を手にしながら、わずか二十万円の
罰金刑
であったことに、
国民
のほとんどは、法の下の平等をうたった憲法第十四条を空洞化するものであり、関係した
政治家
とともに、
検察当局
に対しても不信と不満を抱いていることは、各
マスコミ
の
世論調査
にも如実にあらわれております。その
国民
の怒りが
政治活動
を再開した
金丸
前副
総裁
に向けられ、厳しい
国民
の批判の前に、
衆議院議員
の辞職に追い込まれたのであります。これは
金丸
氏の辞職を求めた
国民世論
の勝利以外の何物でもありません。 また
竹下派
の
金丸会長辞任
に伴って噴出した
主導権争い
は、今や
派閥分裂
の様相さえ呈しております。その醜い姿は
国民
を忘れた
自民党政治
を象徴するものであり、
国民
を愚弄するのもいいかげんにしろと叫びたいのは私一人ではないと思います。 いずれにしろ、この
金丸
氏の
議員辞職
によって、
佐川急便事件
の
真相究明
をあいまいなままに終わらせることは断じて許されません。この
事件
がうやむやにされるようなことがあれば、
我が国
の
議会制民主主義
は崩壊してしまうといっても過言ではありません。同時に、
再発防止
のための抜本的な
政治改革
がこれまでにも増して重要になっていると考えます。 そこで、今回の
意見書
に盛り込まれた「一連の
事件
の
徹底究明
を行い、
真相
を明らかに」するべき第一は、
東京佐川急便
の
渡辺広康
元社長が
自民党代議士
らに贈ったと言われる計二十二億円に上る
佐川マネー
を受け取った
金丸
氏以外の
政治家
の氏名もすべて明らかにすることであります。 次に、
金丸
氏が受け取った五億円については、
政治資金規正法違反
だけで決着が図られましたが、
特別背任
と密接に絡む不正な
資金
の一部ではないかと指摘されている面もある上、
竹下派
の
議員
六十数名に配ったとされているものの、だれに渡されたかは不明のままであり、
政治資金規正法
とともに
政治
的、
道義的責任
の上からも、受け取った
政治家
の
名前等
を明らかにするべきであります。
マスコミ
によれば、
検察当局
が
金丸
氏の秘書に
事情聴取
を再開したとの報道がなされておりますが、当然のことであります。 第三に、
総裁選
に絡む
暴力団
や
右翼団体
の関与についても、
日本
の
政治
に前代未聞の大きな汚点を残したものであり、当事者である
竹下
元
総理自身
がその詳細な事実関係を
国民
の前に明らかにすべきであります。 第四に、
新潟県知事選関連
の
疑惑解明
もさらに徹底して行うべきであります。 いずれも
検察当局
の一層の努力とともに、より重要なことは、
国会
が
国民世論
を真正面から受けとめ、
事件
の全貌を
徹底究明
し、法的な
責任
の追及は当然のこと、
政治家
としての
政治
的、
道義的責任
を明確にするために
国政調査権
を駆使すべきであります。この点に関し我が党は、
金丸
前副
総裁
や
竹下
元
首相
を初め、
関係者
の
証人喚問等
による徹底した
真相究明
を強く求めております。その上に立って、
総裁選
における
暴力団関与
の問題で言えば、
竹下
元
首相
も
議員辞職
に値する
政治
的、
道義的責任
を負うものと強く訴えるものであります。あわせて、
佐川急便事件
に関与した
政治家
の
法的責任
の追及とともに、
議員辞職
など
国民
に対する
政治
的、
道義的責任
を明確にしていくべきであります。 一方、
政治
と金の癒着を根絶するための抜本的な
政治改革
の断行もますます急務となっております。
宮沢首相
は、十一月には
政治改革
について
抜本改革案
をまとめる方針を示してはおりますが、現在の目に余る
竹下派
の
主導権争い
や派閥問題に関し、一向にリーダーシップを発揮しようという様子が見当たりません。我が党の
石田委員長
は、
宮沢首相
との会談の折など、
佐川急便事件
に対し厳しい対応を急ぐべきであるとたびたび指摘してまいりましたが、いまだに的確な対応はなされておりません。あたかも総理・
総裁
としての
責任
を放棄したかのような
宮沢首相
の
政治姿勢
に、
国民世論
はこれまた厳しい目を向けていることは、
内閣
の
支持率
の低下に明確にあらわれております。 このような中、
政治
に対する
信頼
を回復するためには、
政治資金規正法
や
公職選挙法
の改正、
政党助成法
や
政治倫理法
の制定を速やかに
実現
していくべきであります。
政治改革協議会
では、違法な
政治献金
の没収や追徴、
収賄罪
で
有罪判決
を受けた者は
一定期間
の
公民権
の停止など、
政治倫理
、
政治資金
、
選挙
、
国会改革
についての十八項目が合意されておりました。しかし、さきの
通常国会
で、
社会党
が
PKO審議
と
政治改革
を絡めたために、合意されたものですら
法制化
できなかったことはまことに残念であります。この
政治改革
の十八項目の迅速な
法制化
に加え、我が党は
政治腐敗防止
の実効ある措置を策定すべきであると強く主張をしております。 それは、
政治資金規正法
の
強化対策
として、一、
政治家
の
政治団体
、つまり
政治資金
の
調達団体
を一人一団体に制限する。二、
政治家
の
指定団体
に対する
監督義務
を規定し、
監督義務
に違反した場合には五年間
公民権
を停止する。三、
罰金刑
が確定した日から五年間
公民権
を停止する。
寄附制限
に違反した
資金
は没収、追徴すること等を早期の
法制化
を目指し、将来的には一切の企業や団体からの献金を禁止し、お金を媒介とした企業と
政治家
との癒着を断ち切るべきであると考えます。その
代替措置
として
政党助成法
の制定も考慮すべきでありましょう。また、
選挙犯罪
に対する罰則の強化、
選挙裁判
の
迅速化
などを含む
公職選挙法
の改正、ひいては
政治倫理法
、つまり
イギリス
などに見られる
腐敗
・
違法防止法
、
通称腐敗防止法
の
日本版
の制定が緊急の課題であります。 今や
我が国
も
国際社会
の一員としての自覚と
責任
が求められており、今回の
佐川急便事件
は、
民主主義国家
としての
日本
の信用の失墜とイメージダウンははかりしれないものがあります。
世界各国
の
マスコミ
は、例えば
イギリス
の
インディペンデント紙
は「
民主主義
の
立証責任
の観点からすると、
茶番劇
に等しい」、フランスの
ル・モンド紙
は「
政治家
とヤクザと
企業家
とが、何のやましさも覚えず、
事件
の主役になる
日本的流儀
の象徴」と、さらに
汚職疑惑
で
コロル大統領
が
職務停止
になったブラジルの
週刊誌
も「免罪の国・
日本
よ、目覚めよ」と、
皮肉たっぷり
に報じております。 いずれにしても、
政治腐敗
の
防止
には
国民
とともに
政治家
みずからが立ち上がるべきであります。十九世紀末、
イギリス
でも目に余る
金権選挙
が行われており、供応、買収が公然と横行し、一説によれば、わずか三千票そこそこを得票するために、現在の
貨幣価値
に換算して一億五千万円もかけたと言われております。ここで立ち上がったのが
議員自身
でありました。そして一八八三年、当時の
グラッドストーン内閣
の時代に、買収、供応で有罪となった者はすべて投獄一年と
罰金
が科されるほか、
候補者
はこれに加えて、その
選挙
区で永遠に立候補できない。
選挙責任者
が有罪となったときも七年間立候補できない。さらに、
選挙
の
法定費用
を超過したり、虚偽の報告をした場合には当選が取り消されるばかりか、七年間立候補ができなくなるという、法を犯した者は実質的に
政治生命
を絶たれる極めて厳しい
腐敗防止法
がさまざまな紆余曲折を乗り越えて成立したのであります。 今回の
佐川急便事件
に関連し、
全国各地
の
都道府県議会
や
市町村議会
において、本
市議会
と同様の
意見書
や決議の採択がなされていることは、
熊本市民
を初め
国民
の怒りの声を代弁するものであり、
政治家
としての見識の表明として大きな意義を持つと確信いたします。 そして、清潔な
政治
を希求してやまない
世論
の高まりを、
国会
を初めとするすべての
政治家
が真摯に受けとめ、
佐川急便事件
を大きな契機として
金権腐敗政治
の追放に断固立ち上がるべきであります。そして、
憲法前文
に明記されている「
国際社会
において、名誉ある地位を占め」るにふさわしい
国際国家
・
日本
の
議会制民主主義
の
確立
を、
国民
と手を携えながら
実現
していくべきであると心より訴え、
討論
を終わります。 〔四十一番 家入安弘君 登壇〕 ◆四十一番(家入安弘君) おはようございます。
日本社会党
を代表して、
発議
第三五号「
佐川急便事件
の
徹底解明
と
政治倫理
の
確立
並びに抜本的な
政治改革
を求める
意見書
について」
賛成討論
をただいまより行います。 既に皆様も十分御承知されてのとおり、
リクルート
、
共和事件
に続いて発覚をした
佐川急便事件
は、
自民党
の
金丸
前副
総裁
への五億円の
やみ献金
をきっかけに、
政治スキャンダル
としてその驚くべき規模と悪質さを露呈し、またこの
事件
は、
竹下内閣発足
に絡む
広域暴力団
の関与など、表の権力、やみの権力との諸悪な癒着にも及んでいるものであり、従来の
汚職事件
にも増して絶対に許すことのできない
事件
であります。
事件
の
全容解明
と、このような
腐敗事件
の根絶は
国民世論
の声となり怒りとなって、
内閣
、
国会
の
責任
が厳しく非難、追及される今日、我が
日本社会党
に対しましてもいろいろ注文がありますが、そもそも
事件
の流れは、
自由民主党経世会
、
俗称竹下派会長
が、
平成
二年一月十六日ごろ、東京都千代田区
永田町パレローヤル
六〇五号室において、
東京佐川急便株式会社代表取締役渡辺広康
氏から五億円の交付を受けたにもかかわらず、これを秘匿し、
確定申告書提出期間
である
平成
二年三月十五日までに申告をせず、偽り、その他
不正行為
によって
所得税
を免れたものであります。また、
経世会所属
の
衆議院議員
並びに
衆議院
総
選挙
における
経世会所属
の
候補者
六十数名各人に対し、五億円のうちから金百五十万円を超える金額を交付するとともに、一年間に行える
政治活動資金
二千万円の
限度額
をはるかに超えて寄附となしたものであり、
政治資金規正法寄附行為
の違反であります。 御案内のとおり、
政界
のドンと言われた
金丸信
代議士
が
議員辞職
に追い込まれました。
国民
の嵐のような怒りの声にとうとうひれ伏したのであります。
政界
の
スキャンダル
の
真相解明
を求める
国民
の力の大きさも証明をされたものと思います。人々のアクションは金に汚れた
政治家
を辞職させることもできました。しかし、
金丸
氏がやめても、
佐川急便事件
の
真相解明
の仕事はこれからが始まりではないでしょうか。
佐川急便
から五億円という大金をもらった
金丸
氏が
政治資金規正法違反
の罪で支払った
罰金
はわずか二十万円──
交通反則
なども
罰金
十万円を超えるとなりますが……。またして五億円はどのように使われたのか全く明らかでならず、今はやみの中であります。六十数名に及ぶ
自民党議員
に配分したとも言われる
分配金
は。その
議員たち
とはだれなのか。これもまたやみの中ではないでしょうか。
金丸
氏は
検察庁
の呼び出しを拒否し、また
検察庁
は
事情聴取
さえも行わず、
国民世論
の怒りの声は日を増すごとに大きくなり、全国各
地方議会
も数多くの
議会
で本市本
議会
のように、
政治倫理
の
確立
、
事件
の
徹底解明
、
政治改革
を求める
意見書
、決議が各地で行われ続いています。特に
検察庁
は
東京地検
に五件の告発を受け、五億円の
使途追及
、
金丸
氏の秘書を再聴取せざるを得なくなってきました。まさしく
世論
の批判を配慮せざるを得ない今日の実態となっています。 そして
東京佐川急便事件
をめぐる一連の動きは、
日本
の
議会制民主主義
の生命も既にぎりぎりの限界にも来ているときではないでしょうか。
政治
と金をめぐる
スキャンダル
が発生し、さらには、
竹下政権成立
に際して
暴力団
が介在したとされることはともに重大なことであり、
国民
を絶望的にしているものは、この
事件
の解明や
改革
への道が全然見えないという現状にあると思うものであります。 ごまかしや言いわけ、見せかけはもう通じることではありません。今こそ徹底的に
中央政権
の
腐敗
のうみを出し、
国民
に明らかにすることこそが
中央政権
の務めであり、義務と
信頼
となるものではないでしょうか。各政党の
党利党略
ではなく
国民
が求めるものは
与野党
の一挙手一投足であり、絶対に
全容解明
し
国民
の
信頼
を回復することであります。
宮沢首相
や
竹下
元
首相
の不可解な姿勢、
加藤官房長官
の詭弁や政府の姿勢を疑わせる軽率な行為は、まさに
主権者国民
を愚弄するものであり、必ずやらなければならないことは、次の総
選挙
までの課題を
国民
に明らかにし約束することであり、本
議会
が求める
意見書
、
徹底解明
と
政治倫理
の
確立
、抜本的な
政治改革
を実行することこそ
国民
の
信頼回復
につながるものと思うのであります。
中央政権
に対し
地方政治
は大にそれを求め、
国民
は粘り強く
責任
を問い続け
全容解明
を求めるものとなるでありましょう。一
地方政治家
であれ、
国民
、県民、市民の
信頼
こそ命であり、最も大切なことであり、当然の義務となるものではないでしょうか。いわんや、
派閥抗争
などに明け暮れず、
国民
の声、
国民
の心にこたえなければ、大変な
中央政権
・
竹下派閥
となるものでありましょう。
日本社会党
はやります。求めます。正します。
真相解明
、
政治倫理
、
政治改革
。 以上を申し上げまして
賛成討論
にかえさせていただきます。 ありがとうございました。 ○
議長
(
嶋田幾雄
君) 以上で
討論
は終わりました。 それでは採決いたします。 本案に対し御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○
議長
(
嶋田幾雄
君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は「可決」されました。 ○
議長
(
嶋田幾雄
君) 以上で第一回
臨時会
の議事は全部終了いたしました。 ────────────────── ○
議長
(
嶋田幾雄
君) では、これをもちまして第一回
臨時会
を閉会いたします。 午前十時三十分 閉会 〇本日の会議に付した
事件
一、
議事日程
のとおり
平成
四年十月二十六日
出席議員
五十六名 一番
嶋田幾雄
二番 西田続 三番
馬場成志
四番
竹原孝昭
五番
牛嶋弘
六番
北口和皇
七番
下川寛
八番
佐々木俊和
九番
田辺正信
十番
大江政久
十一番
古川泰三
十二番
鷲山法雲
十三番
税所史熙
十四番
岡田健士
十五番
河村寅麿
十六番
田尻清輝
十七番
鍬農健蔵
十八番
田尻将博
十九番
東すみよ
二十番
島田俊六
二十一番
加藤静穂
二十二番 諸
熊文雄
二十三番
荒木あきひろ
二十四番
江藤正行
二十五番
荒木哲美
二十六番
奧田光弘
二十七番
宮原正一
二十八番
落水清弘
二十九番
鈴木昌彦
三十番
上村恵一
三十一番
磯道文徳
三十二番
西泰史
三十三番 主海偉
佐雄
三十四番
伊形寛治
三十五番
中村徳生
三十六番
村上裕人
三十七番
竹本勇
三十八番
大石文夫
三十九番
西村建治
四十番
本田光夫
四十一番 家入安弘 四十三番
角田勝浩
四十四番
亀井省治
四十五番
中沢誠
四十六番
村上春生
四十七番
田尻武男
四十八番
紫垣正良
四十九番
島永慶孝
五十番
矢野昭三
五十一番
藤山増美
五十二番
白石正
五十三番
村山義雄
五十四番
森田粹彌
五十五番
中山弘規
五十六番
西野法久
五十七番
佐々木亮
説明
のため出席した者 市長
田尻靖幹
助役 御厨一熊 助役
吉田紀生
収入役
中村順行
市長公室長
岩本洋一
企画調整局長
出田四郎
総務局長
野田晃
之
市民局長
野田雅水
保健衛生局長
工藤磐
環境保全局長
後藤勝介
産業局長
竈啓一郎
中小企業局長
木村和臣
都市局長
本田吉継
建設局長
木下實也
消防局長
吉原準二
交通事業管理者
谷壽夫
水道事業管理者
境三子夫
教育委員会委員長柏木明
教育長
谷口弘毅
代表監査委員
服部公雄
総務部長
柳川彰也
職務のため出席した
事務局職員
事務局長
佐藤二郎
事務局次長
田尻 紘
議事課長
北村政典
議事課長補佐
松本豊
平成
四年第一回
臨時会付議事件集計表
〇
議員提出議案
意 見 書……………………………………………………………………………………………………… 一件(可
決)...
地方議会議事録
全都道府県市区町村議会
47都道府県議会
東京23区議会
政令指定都市議会
各都道府県内市区町村議会議事録
北海道
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
茨城県
栃木県
群馬県
埼玉県
千葉県
東京都
神奈川県
新潟県
富山県
石川県
福井県
山梨県
長野県
岐阜県
静岡県
愛知県
三重県
滋賀県
京都府
大阪府
兵庫県
奈良県
和歌山県
鳥取県
島根県
岡山県
広島県
山口県
福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
静岡県
大分県
宮崎県
鹿児島県
沖縄県
国会議事録
国会